発信してるのに、なんだか反応が薄い。 そう感じることって、ありますよね。
その原因は、たぶん、ひとつです。 「みんなに向けて」書いてしまっていること。
これ、すごく自然なことなんです。 できるだけ多くの人に、届けたい。 だから、誰にでも当てはまるように、広く書く。
でも、ここに落とし穴があります。
【「みんなに」が、一番危ない】
みんなに向けた言葉は、実は、誰の心にも刺さりません。
広く当てはめようとするほど、言葉は、ふわっと、あたりさわりのないものになる。 読んだ人は「いい話だな」で終わってしまう。 「自分のことだ」とは、思ってくれないんです。
人が動くのは、「これ、自分のことだ」と感じた、その瞬間だけ。 そこを外すと、どれだけ丁寧に書いても、響きません。
【一人に絞ると、言葉が具体的になる】
だから、発想を逆にします。 たった一人に向けて、書く。
「こういうことで悩んでいる、あの人」を、一人だけ思い浮かべる。 そして、その人だけに語りかけるように、書くんです。
そうすると、言葉が、急に具体的になります。 その人が使う言葉、その人が抱えている悩み。 それが、そのまま文章に乗る。
具体的な言葉は、強い。 抽象的な「いい話」より、ずっと、人の心に残ります。
【一人に書くほど、多くの人に届く】
おもしろいのは、ここからです。
一人に向けて書いたほうが、結果的に、たくさんの人に届きます。
理由は、こうです。 同じ悩みを持っている人は、世の中に、たくさんいるから。 その人たちが、「え、これ、私のことだ」と感じてくれる。
逆に、百人に向けて書くと、その百人の、誰にも刺さらない。 不思議なくらい、そうなんです。
【「絞ると減る」は、逆】
ここで、よくある不安があります。
一人に絞ったら、読んでくれる人が減るんじゃないか。 でも、これは完全に逆です。
絞るから、深く刺さる。 深く刺さるから、広がる。 この順番なんです。
【その一人は、過去の自分でいい】
「そんな一人、思い浮かばない」という人もいると思います。
その場合は、過去の自分を思い浮かべてください。
昔の、何も分からなかった自分。 あのとき、こういう言葉が欲しかったな、というものを書く。 これが、一番ぶれません。
正直に言うと、この記事も、僕は、たった一人を想像して書いています。 不特定多数に、ではなく。 今これを読んでいる、あなた一人に伝わればいい、と思って書いています。
だから、もしあなたが、何か発信しているなら。 次に書くとき、たった一人を、思い浮かべてみてください。
みんなに好かれようとするのを、一回やめる。 その一人に、本気で向き合う。
それだけで、あなたの言葉は、ちゃんと、誰かの心に届くようになります。
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